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COLORS☆黒子のバスケ

第34章 本音。


リコ「…るりちゃん!!」
私はリコ先輩に呼ばれてはっと我に返った。

るり「あ…すいません。」

リコ「あんなの気にしちゃだめ!ほら!応援!応援!」

気がつくと試合は再開していた。

そうだ、気にしちゃいけない。
建前なんかじゃない。

…そうだ。
もう中学の時とは…違うから。

私は再び大きな声で応援した。

でも、紫原くんは止まらなかった。
目の前で見せられる圧倒的パワーに
私の方が心が折れそうになっていた。

でも…
コートの皆は誰一人諦めていなかった。

第3Q終了。
得点差はあとわずかだった。

もう一度全員で円陣を組みなおし、
そして第4Qへと挑んだ。

何やらリコ先輩と木吉先輩が話していた。

リコ「ごめん、るりちゃん。ちょっと3分だけ…任せる。」

そう言って木吉先輩を連れてどこかへ向かった。

私は祈りながら応援し続けた。
でも、火神くんは何だか変だった。

るり(…ゾーンに期待してる…?)

焦りでプレイに集中出来なくなっている。
私は、TO(タイムアウト)を取ろうとした。

が、その時にボールがコートから出た。
そのボールを誰かが拾った。




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