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COLORS☆黒子のバスケ

第34章 本音。


そして、試合当日。
私は何度もノートを見直した。

選手たちの表情などもしっかり確認した。
マッサージ、テーピングだってした。

私が出来る…万事は尽くした。

選手たちが入場する。
ふと、紫原くんと目が合った。

紫原くんはヘラっと笑い、私に手を振った。

るり「…はぁ。」

リコ「余裕って感じね。まぁ、いつまで余裕でいられるかしらね?」

リコ先輩はニヤっと笑った。
そうして試合は始まった。

第1Qは結局得点することは叶わなかった。
やはり、陽泉の守りは鉄壁だ。

でも、そんな事で諦める誠凛ではない。
私はすぐにマッサージなどを選手たちにした。

ふと、陽泉側のベンチを見た。

るり「!!」

紫原くんと目が合った。
紫原くんは相変わらず笑顔でこちらに手を振った。

黒子「紫原くん。余裕そうですね。」

火神「…ぜってぇぶっ倒す!」

なんだか、火がついたようだった。

そうして第2Qが始まった。
黒子くんのシュートが決まった。

黒子くんのシュートは…
消えるのだ。

紫原くんの表情が曇った。
そうだ、紫原敦は
プライドが高い。

思わず息を飲んだ。

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