第34章 本音。
トイレから出ると、
ものすごく背丈の高い集団が居た。
そこにアレックスさんも居た。
るり「アレックスさん!何してるんですか?」
私はすぐに駆け寄った。
紫原「あぁ!るりちん~♪」
紫原くんが抱きついてきた。
るり「うわぁ!?紫原くん!?」
私は周りを見渡した。
全員が陽泉のジャージを着ていた。
そして、私をじっと眺めていた。
アレックス「あ、るり!悪いが、先に戻っててくれ!ちょっと話をしてくる!」
アレックスさんはそういうと、
氷室さんと一緒にどこかへ行ってしまった。
るり「へ!?あ、ちょ!?」
紫原「ねー、ねー、るりちん。お菓子もってない?」
紫原くんはそんなのお構いなしに、
私にいつものようにお菓子をねだった。
るり「へ?ごめん、カバン持ってきてなくて…今はないや!」
紫原「そっかぁー。あ、ねぇ、るりちん。言っときたい事があるんだけどー」
るり「へ?」
紫原くんは私の頭をワシっと撫でた。