第33章 ドキっ!キセキだらけの水泳大会!?
赤司「わざとだったんだ。君がどうするか試した。」
るり「えぇ!?」
赤司「僕を傷つけまいとする所…変わらないね。るり。」
赤司くんは静かに笑い私の頭を撫でた。
るり「相変わらず、そうやって私を試すんだね。いじわる。」
私も思わず笑った。
赤司「いじわるじゃないさ。そうだ!久々に一緒に写真を撮ろう!!防水カメラを買ったんだ!!使い方がわからないのだけどね!」
赤司くんは笑顔でカメラを取り出した。
るり「機械音痴な所も相変わらずだね。貸して!!これは…」
私は赤司くんからカメラを借りると、
使い方を説明した。
なんだか、昔に戻ったみたいで
楽しくて、ドキドキして、
胸がキュンとなった。
~ベンチ~
黄瀬「な~んか、あの二人なんだかんだでいい感じっスね。」
黄瀬は不満そうにしていた。
桃井「そうですね。昔の二人みたいです。」
黄瀬「るりっちには悪いけど、あの事件があった時ちょっとチャンスだと思ったんスよ。」
緑間「チャンス?」
黄瀬「だって、あの事件の前は絶対に二人の間に入れる隙はなかったけど…あれから溝が出来たから…いけるかなぁって。」
緑間「確かに…」
緑間と黄瀬はるりと赤司を眺めた。