第33章 ドキっ!キセキだらけの水泳大会!?
紫原「ん~?このグレープちょっと味がさっきと違う~。」
黒子「そういえば、僕のブルーハワイも少し…変です。」
氷室「そうだね。これはいちごではなく赤い…何か?」
皆、眉をひそめてカキ氷を食べていた。
今吉「お!カキ氷美味しそうやなぁ♪」
リコ「あ、食べますー?」
今吉「せやな。じゃぁ、メロンもらおうか?」
リコ「は~い!リコ特製メロンカキ氷でーす☆」
高尾「あ!俺も~」
何やらリコ先輩はカキ氷を皆にふるまっていた。
そこで私は見てはいけないものを見てしまった…。
るり(ん?あれって蜜じゃなくて…プロテイン!?)
そう、リコ先輩は独自ブレンドのプロテインを
カキ氷に掛けて、みんなに配っていたのだ…。
桃井「あら?これ、いちご味のはずだけど…まぁ、色がいちごだからいちごかぁ…。」
みんな、首をかしげながらも食べていた。
リコ(ふっふっふ!かかったわね!人間は視覚性動物!つまり、視覚的に"いちご味のカキ氷"と錯覚するといちご味っぽく感じてしまうものなのよ!これでみんなムキムキ!)
そうして、リコ先輩の大量殺戮(カキ氷食べた人は30分気絶しました…。)を成功させたのだった。
が、しかし…
リコ先輩も自分で作ったかき氷を試食したため自滅。
結果、
残ったのは、
私と、赤司くんだけになった。
るり(…あれ!?もしかして…あと二人だけ!?)
私は青ざめた。
まさか、あの赤司くんと激突することになるとは…
そんな事を考えていると、
赤司くんが私の隠れている茂みの前に現れた。
赤司「僕の目には見えているよ…君が…。」
私は思わずドキっと心臓が跳ね上がった。