第33章 ドキっ!キセキだらけの水泳大会!?
黒子「勝負は…そうですね、カキ氷の早食いにしましょう。神谷さん。審判をお願いします。」
私はまさかの審判任命に驚きながら、
茂みから出た。
火神「っは!俺に早食いで勝てるとでも!?」
火神くんは余裕の表情だった。
紫原「黒ちん。俺、早く食べるのは苦手だよぉ?」
黒子「いえ、大丈夫です。作戦があります。」
黒子くんはニヤリと笑った。
氷室「大我に任せてゆっくりカキ氷を味わうかな。」
氷室さんもどうやら火神くんに期待しているようだった。
黒子「ここで提案があります。カキ氷の味をランダムにしませんか?」
その提案を全員が受け入れた。
私はくじ引きによって味を決める事にした。
私は気がついて居なかった。
その場にニヤニヤと笑うリコ先輩が居ることを…
全員が一斉にくじを引いた。
黒子「ブルーハワイです。」
紫原「グレープー。」
氷室「いちご…だね。」
火神「ん?…スペシャルって書いてあるぞ?」
るり「へ?スペシャル?」
そんな味あったっけ?と
私は首をかしげた。
リコ「は~い!バカガミ!リコ特製スペシャルかき氷だよー♪」
リコ先輩は笑顔で火神くんに手渡した。
そのカキ氷は
なんだか、毒々しい色をしていた…。
黒子「僕は信じていました。火神くんのクジ運の強さをっ!」
火神『なんだとぉぉぉ!!!???』
そうして、火神くんはカキ氷を一口だけ食べると
気絶してしまったのでした。