第33章 ドキっ!キセキだらけの水泳大会!?
黄瀬「じゃぁ、一つ目!行くっスよ!」
そうしておもむろに黄瀬くんは象さんのじょうろを
頭に乗せた。
黄瀬「はい!これ乗せたままモデルウォークしまーす。」
そう言って黄瀬くんはじょうろを頭に乗せたモデルウォークでその辺を歩き回った。
黄瀬「どうスか!?俺の超バランス!」(ドヤァ)
一瞬だが、全員の身体がピクリと動きかけた。
日向(クソッ!それボケじゃなくて自慢じゃねぇか!殴りてぇ…)
笠松(な、何なんだあいつのあのドヤ顔は…蹴り飛ばしてぇ)
火神(すげぇーな。頭にじょうろ貼りついてんのか?)
どうやらみんな耐え切ったようだ。
黄瀬「はぁ、さすがっスね!じゃぁ!二つ目!」
黄瀬くんはオホンと咳払いをし、突然歌い始めた。
黄瀬「ぞーうさん、ぞーうさんおー鼻が長いのねっ♪」
すると、象さんのじょうろを自分の方に向け
こう言い出した。
黄瀬「黄瀬くんはとってもお鼻が高くてイケメンダネッ!」(裏声)
黄瀬「いやー、まぁ、モデルっスから(笑)」
そして、チラっと先輩たちの方を見た。
日向「っひと!!」(一人芝居かよ!)
笠松「イっ!!」(イケメンダネッ!じゃねぇよ!)
火神「へぇ。」(へぇ、象さんってそんな歌詞なのか。)
どうやら全員ぎりぎりの所で耐えたようだった。
黄瀬「えぇ?これでもダメなんすか…?じゃぁ、最後はとっておきの奴やりますね!」
そうして黄瀬くんは何やら気合を入れ始めた。
思わず全員が息を飲んだ。