第33章 ドキっ!キセキだらけの水泳大会!?
しばらく私が木陰から眺めていると
何やらまた何処かで動きがあったようだ。
そこに居たのは黄瀬くんと、
笠松さんと日向先輩と火神くんだった。
何やら話しているようだったがよく聞こえなかったので
私はこっそりと近くの茂みに移動した。
るり(あ、ここなら会話聞こえる。)
黒子「あ、神谷さん。」
ふと隣を見ると黒子くんが居た。
るり「っう~~~」
驚き、思わず叫ぼうとしたが黒子くんに口を塞がれた。
黒子「っし!大きな声を出したらバレてしまいます。」
るり「ご、ごめん。これはどういう状況なの?」
私は黒子くんに尋ねた。
黒子「はい、黄瀬くんが3人に勝負を挑みました。」
るり「えぇ!?1対3って事!?」
私がそう聞くと、黒子くんは頷いた。
私は4人の会話に耳をすませた。
黄瀬「今、ここに集まっている3人のツッコミはいつだって的確で素晴らしいものだと思うっス!」
笠松「…それが勝負と何の関係があるんだ?」
黄瀬「はい!今から俺がこのジョウロで3つのボケをするっス!」
日向「…ジョウロそんな使い方かよっ!」
黄瀬「それに思わずツッコミを入れてしまったら"参った"と言ってください!もし、誰もツッコミを入れず耐え切れたら、俺が"参った"って言うっス!どうスか!?」
火神「…つまり、お前のボケを無視すればいいんだな?簡単じゃねぇか!」
火神くんはニヤっと笑った。
笠松「はぁ…いいだろう。付き合ってやるよ。」
日向「まぁ、そんな事で一人潰せるならいいか。」
黄瀬「全員乗るんスね!じゃ!はじめるっスよ!」
何やらボケ耐久勝負がはじまった。