第32章 ヤキモチ…?
"バンッ"
勢い良くドアが開いた。
桃井「たっだいまぁ!無事に忘れ物回収しましたよっ☆あと、さっきそこで赤司くんと会ったので赤司くんも連れてきましたぁ☆」
赤司「やぁ、るり!大輝!」
そこには笑顔のさつきちゃんと赤司くんが居た。
私たちはすごい勢いで離れた。
るり「お、お、お、お、おかえり!は、早かったね!」
青峰「~♪~♪」
青峰くんは何やらそっぽを向いて口笛を吹いていた。
るり(うわぁ!スライムAを倒したら逃げたスライムBがスライムキング…いや、ラスボス連れてきた感じだよ!この展開…やばいって…。)
思わず変な汗が吹き出てきた。
桃井「ん?二人ともどうしてそんなに衣服が乱れてて、息が上がってるんですか?入った瞬間は二人ともベットに寝てたし…」
さつきちゃんは目を細めてコチラを見た。
るり「っへ!?き、ききき気のせいだよ!ねぇ!青峰くん!」
青峰「お、お、お、おう!き、気のせいだ!」
私はチラっと赤司くんを見た。
何かを考えているような仕草をしていた。
るり(やばい。あれは…絶対見られた…。やばい…こ、殺される…!)
青峰(やべぇ、俺、絶対殺される…!あれは絶対に一番酷く殺す方法を考えてるに違いねぇ!)
私と青峰くんは青ざめていた。
赤司「…そうか。わかったぞ!」
そう言って赤司くんはニヤっと笑った。
背筋が凍った。
るり「な、何がわかったんですか!?」
赤司「お前らあれだろ。プロレスごっこしてたんだろ。」
・・・・。
・・・・。
青峰・るり(なんか、思ったよりアホな子でよかった!!!!)
そうして、私と青峰くんは
人生最大の危機を抜け出したのであった。