第32章 ヤキモチ…?
るり「・・・。」
青峰「・・・。」
部屋は先程とは打って変わり、
シーンとした沈黙に包まれた。
青峰「おい。」
るり「っへ!?な、何!?」
青峰「別に普通でいいからな。変に意識すんな。」
青峰くんは目も合わせずにそう言った。
るり「…そんな事言われたって…。」
ドキドキしてしまう。
この間キスだってしてしまったし…。
普通になんてできないよ。
青峰「もしかして、お前、俺の事好きなのか?」
青峰くんはニヤニヤしながら聞いてきた。
るり「っへ!?ち、違うよ!…いや、違わないかもだけど…///」
青峰「…?」
青峰くんは少し驚いた表情で私をじっと見つめてきた。
るり「好きじゃないって思ってたけど、青峰くんがさつきちゃんとデート行くって聞いた時はなんかすごい嫌な気分になった。それに、キスもそんな…嫌とかじゃなかったし…///」
私は思わず目を合わせる事が出来ずうつむいた。
青峰「…あのさぁ、お前…。」
"グイッ"
るり「っへ!?ちょ!?」
私は青峰くんに引っ張られ、ベットに寝転ぶ形になった。
そして、その上に青峰くんが馬乗りになった。
青峰「お前可愛すぎんだよ。タコっ!」
るり「わぁ!?あ、青峰くん!?///」
青峰「さっき言ったろ?俺欲求不満なんだよ。だから、我慢できねぇよ。」
そう言って青峰くんは私に顔を近づけてきた。
るり「ちょっと、待って!だ、ダメだってば!」
私は必死に低抗するが、青峰くんは力が強くてまったく歯が立たない。
もうキスしてしまいそうなぐらい顔が近づいてきた。
るり「…っ!!!」
私は目を強く瞑った。