第31章 誠凛VS桐皇
第4Qに入り、
誠凛は3点差においついた。
が、異変は起きた。
背筋がぞっとした。
るり「…青峰くん…。」
青峰くんが"ゾーン"に入った。
正真正銘100%の力を発揮する青峰くん。
見たことのないスピードで
見たことのないテクニックで
圧倒的な力を見せ付ける。
でも、皆諦めなかった。
私も皆を信じて
精一杯の声援を送り続けた。
もう声が出なくなるんじゃないかってぐらい
大声で応援した。
TO(タイムアウト)を取った。
作戦会議にて、火神くんは青峰くんと1対1で戦いたいと言った。
皆頷いた。
うちのエースだから。
信頼しているから。