第31章 誠凛VS桐皇
いつもより思いつめた表情の木吉先輩。
あぁ。また無理しようとしてるな。
私はすぐにわかった。
日向「思いつめすぎだ。ダァホ!」
木吉「!」
日向「悪い癖だ。もっとオレらを信用しろ。お前の創ったチームだろ。」
そのやり取りに
思わず胸がぐっとなった。
日向「このチームは強い。」
アナウンスが第4Q開始を知らせる。
選手たちがコートへ入っていく。
るり「がんばってください!応援してます!信じてますから!」
私がそういうと、
みんなこちらを見て笑ってくれた。
胸が熱くなった。
日向『勝つぞ!!!!!』
全員「おおぅ!!!!!」
そして最後の10分がはじまった。