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COLORS☆黒子のバスケ

第31章 誠凛VS桐皇


第2Q終了、
10分のインターバルタイム。

私は選手たちのテーピングやマッサージなどに追われた。

攻めの手を緩めない桐皇。
そして、正確なさつきちゃんのデータ。

…。
私はいつも皆に頼りきっていて
自分自身は何もできていない。

るり「・・・。」

日向「何だ、神谷。そんな暗い顔して。心配か?」

るり「え!?あ、いえ、違います…。」
私はすぐに作り笑顔をつくった。

"ポン"

日向先輩は私の頭に手を乗せた。

日向「だぁほ。顔ひきつってんぞ。大丈夫だ。安心しろ、絶対負けねぇから…お前は信じて笑ってろ。」

るり「日向先輩…。」

日向「お前に暗い顔されると調子狂うんだよ。お前が笑ってるとなぜか頑張れるんだ。頼むから最後まで笑っててくれ。」

そう言って日向先輩は優しく笑った。

るり「…はい!」
私は精一杯の笑顔を作った。

日向「おっし!気合入ったわ!その笑顔黒子達にも見せてやれよ!」

そう言って日向先輩は私の頭を撫でてくれた。

今はまだ何もできない。
だから私は精一杯全力で
応援をすることにした。
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