第31章 誠凛VS桐皇
"TO(タイムアウト)終了です"
そのアナウンスと共に選手たちがコートへと戻る。
火神「ムダなわけねーだろバカ。みんな信じてるぜ。お前が必ず戻ってくるってな。今度はもう降りるのはなしだ。その間に俺があいつに教えといてやるよ…」
火神『無駄な努力なんざねぇってな』
…。
その言葉に救われたのはきっと
黒子くんだけじゃなく
私も救われたような気がした。
そこから火神くんは本領を発揮しはじめた。
私は一生懸命に声を出し、応援した。
応援しか出来ない自分がじれったいほどに
彼は成長していた。
が、青峰大輝に
火をつけてしまった。
青峰大輝は
本気になった。