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COLORS☆黒子のバスケ

第4章 すれ違い。


桃井「あのね、余計なお世話と思われちゃうかもだけど…」

るり「うん?何?」

さつきちゃんは深呼吸をした。

桃井「ふぅ…よしっ!あのね!」

るり「何?」

桃井「るりちゃん、また、バスケ部のマネージャーしないの?」

るり「!?」

私は何も言えず黙ってしまった。

桃井「あ、あのね、るりちゃん、やっぱりマネージャー向いてると思うし…テツ君達だって喜ぶと思うし…あの…」

るり「…ははは、なんかありがとう。」

桃井「え?」

るり「もしかして、あの時の事気にしてる?もう大丈夫だよ!」

私は精一杯の笑顔を作った。

桃井「あ…ご、ごめんね。」

るり「本当にもう大丈夫だよ!昔の事だし!」

青峰「…。」

るり「ごめんね。」

桃井「あ、でも、るりちゃんはマネ…」

青峰「さつき、嫌って言ってる奴に言っても無駄だろ」

桃井「…うん。」

るり「…。」

青峰「おい、るり」

るり「ん?」

青峰「お前、変わったな。」

るり「え?」

青峰「お前、昔はもっと暑苦しくて、鬱陶しい奴だったけどよ」

るり「えぇ?」

青峰「今は、炭酸の抜けたコーラみたいだ。」

るり「・・・え?」

青峰「暑苦しくて鬱陶しい方がマシだったって事だよ!」

そう言って青峰くんは私の頭をワシャワシャと乱暴に撫でた。

るり「う、ちょっとぉ…」

青峰「もう、今は昔と違うんだ。好きにすればいいんじゃねぇの?」

青峰「おい、さつき、帰るぞ。」

桃井「あ!ちょ!青峰くん!あ!るりちゃんまた、連絡するね!じゃ!」

そういって二人は帰って行った。


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