• テキストサイズ

COLORS☆黒子のバスケ

第4章 すれ違い。


私はしばらくそのままぼーっとしていた。

『ここ、いいですか?』

るり「どうぞぉー」

『どうも。』

目の前を見ると。

黒子くんが居た。

るり「うぉぉぁ!?いつから居たの!?」

私はビックリしすぎて椅子から落ちかけた。

黒子「ちゃんといいですか?って聞いたんですけど…。」

るり「あ、なんかそんな気がする。ごめん。」

黒子「神谷さん頭ボサボサですよ。」

私はガラスに映った自分を見た。
さっき青峰くんにぐしゃぐしゃにされた髪のままだった。

るり「ははは、本当だ!」

黒子「??」

るり「次、青峰くんとさつきちゃんの所とらしいね。」

黒子「はい。」

るり「勝ってね。」

黒子「はい。」

るり「黒子くん。」

黒子「何ですか?」

るり「どうしてあの時いなくなっちゃったの?」

声が震えた。

黒子「…僕がいなくなった後、何かあったんですか?」


るり「…そう…だね。」



黒子「一体なにが…」
火神「おぉ!黒子に神谷じゃん。何やってんだよ!」

火神くんが大量のハンバーガーを持ってやってきた。

るり「わぁ!火神くん!ハンバーガー多っ!」

黒子「どうも。」

火神「なんだ?お前ら二人してシェイク飲んで。できてんのか?」

るり「な!違うよぉ!」

黒子「仮に付き合ってたとして、付き合ってる二人のテーブルに入り込むのはどうなんですか?」

火神「あ?ここ、俺の特等席なんだよ!」

るり「ははは、特等席とっちゃってごめんね!」

それから少し雑談をして、
私は帰った。

後日、IH予選決勝リーグにて

誠凛は…

青峰くんたちの桐皇に

敗れた。

それ以来

黒子くんと火神くんは

教室内で

一切喋らなくなった。
/ 516ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp