第28章 過去~帝光中学~
それから次の日もその次の日も赤司くん達は来てくれた。
すごく嬉しくてすごく楽しかった。
るり「今日は何か嬉しい事があったんですか?赤司くん。」
私がそういうと赤司くんは少し驚いた顔をした。
赤司「なんでだ?」
るり「いや、いつもより少し頬がゆるんでるように見えたから…」
赤司「そうか…出来るだけポーカーフェイスにしていたつもりだったのだが…。」
るり「え?そうですか?」
私がそう言うと赤司くんは意外そうな顔をした。
赤司「君は人の表情を読み取る能力に長けているようだね。」
るり「え?…そういえば…そうかもしれない。」
赤司「…なるほどね。」
そう言って赤司くんはニヤっと笑った。
赤司「るり、男子バスケ部の1軍のマネージャーになれ。」
るり「え!?突然ですね。しかも命令口調って…」
赤司「僕の命令は絶対だ。君が拒否してもそうなる事は決まっている。」
るり「え?」
紫原「るりちーん!何かお菓子ちょうだーい。」
紫原くんが突然のしかかってきた。
るり「うわぁ!?」
黄瀬「ちょ!紫原っち!そんなのしかかったらるりちゃん潰れるっスよ!」
緑間「そうなのだよ、全く。あ、神谷、お前何座だ?」
るり「へ?何でですか?」
緑間「ん?相性うら…なんでもないのだよ!///」
黒子「緑間くん。むっつりですね。」
るり「うわぁ!?」
気がつけば私はすっかりみんなと仲良くなっていた。