第28章 過去~帝光中学~
それからあっという間に片付けは終わった。
るり「あの…ありがとうございました!」
「あぁ。ただ、一人で掃除するのは効率がかなり悪い。先輩なり顧問なりに直訴して人数を増やしてもらえ。」
赤い髪の男の子が言った。
るり「…そうですね。」
「よし、じゃぁ、帰るぞ。」
そう言ってみんな荷物を持ちはじめた。
るり「あの!」
「ん?」
るり「お名前教えていただけませんか?」
「赤司征十郎だ。」
赤い髪の男の子はそう言った。
「俺は黄瀬涼太っス☆」
黄色の髪の男の子はヘラっと笑った。
「えっと、私が桃井さつきで、こっちの黒いのが青峰大輝でーす!」
ピンク色の髪の女の子が言った。
「黒いのってなんだよ!」
隣の青い髪の男の子はムスっとしていた。
「紫原敦ー」
紫色の髪の男の子はだるそうに言った。
「緑間真太郎なのだよ。」
緑色の髪の男の子は何故か犬のぬいぐるみを持っていた。
「黒子テツヤです。」
るり「うわぁ!?」
突然背後から現れた男の子にびっくりしてしまった。
赤司「君は?」
るり「あ。えっと…神谷るりです!」
赤司「るりか…君には少し興味がある。また話そう。」
そう言って赤司君たちは帰って行った。
なんだか彼らは私にとってヒーローのようで
とってもかっこよかった。