第4章 すれ違い。
るり「あ、き、黄瀬くんなんか言ってた?」
黒子「特に何も…神谷さん、なんか顔赤いですよ。」
るり「ほえぇ!?気のせいだよぉ!」
黒子「昨日、黄瀬くんも神谷さんの話してたら赤くなってました。何かあったんですか?」
るり「えぇ!?なんもないよぉ!」
るり(黒子くん、なんか鋭いなぁ…)
黒子「…そうですか。」
るり「黄瀬くんと話したんだね。」
火神「それが偶然黄瀬と緑間と相席になってさぁ…」
~昨日 お好み屋さんにて~
緑間「そういえば、黄瀬。」
黄瀬「んー?なんスか?」
緑間「今日、お前神谷と一緒に居なかったか?」
黄瀬「えぇ!?居ましたスけど…い、いつ見たんスか?」ソワソワ
緑間「試合中に客席に居たのが見えたのだよ。」
黄瀬「なーんだ…ってか、あそこから見えたんスか!?どんだけっスか!?その眼鏡望遠機能付きっスか!?」
緑間「う、うるさいのだよ!偶然見えただけなのだよ!」
火神「神谷って神谷るりか?」
緑間「なんで知っているのだよ!」
黒子「神谷さんは誠凛で同じクラスなんです。黄瀬くん、なんでそんなソワソワしてるんですか?」
黄瀬「えぇ!?ソワソワしてないっスよぉ!」
黒子「そうですか?心なしか顔も赤いですよ。」
黄瀬「な、なんもないっスよぉー」
緑間「神谷は元気か?」
黄瀬「元気みたいっスよ。ねぇ、黒子っち!」
黒子「はい。あんまり話しませんが…」
緑間「…そうか。」