第24章 ロミオとジュリエット!?
火神「そうだろ!?なんで親の都合で好きでもねぇ奴と結婚しなきゃいけねぇんだよ!?なんで、そのために死ぬかもしんねぇ薬飲まなきゃいけねぇんだよ!?」
るり「ろ、ロミオ落ち着いて!」
私は火神くんに近づいた。
火神「そこまでしてジュリエットが頑張ってる時に、ロミオは何やってんだよ!?喧嘩!?ふざけんなよ!?」
るり「ちょっと、火神くん!落ちつこう!」
私は小声で火神くんに話しかけた。
火神「…っ!」
火神くんは私の腕をひっぱり、強く抱きしめた。
るり「えぇ!?///」
火神「俺だったらそこまで好きな奴を絶対に離さない!ほっておかない!たとえ殺されたって、俺はコイツを連れて逃げる!」
そう言って火神くんは更に強く私を抱きしめた。
るり「ちょっと、苦しいよぉ…」
火神くんは私を離した。
そして、私を見つめてこう言った。
火神「逃げよう!ジュリエット!この先何があっても絶対幸せにする!約束する!」
その真っ直ぐな瞳に思わず胸が高鳴った。
るり「…うん。逃げよっか!」
火神「お前が好きだ!大好きだ!」
るり「私も、貴方が好き!大好き!」
私がそう言うと火神くんはニヤっと笑い。
私の額にキスをした。
るり「え!?///」
そして、そのまま手を引いて教室から
飛び出した。
るり「ちょ!どこ行くの!?」
火神「あ?逃げるにきまってんだろ!」
そう言って私と火神くんは屋上にたどりついた。