第24章 ロミオとジュリエット!?
先生「じゃぁ!二人のロミオとジュリエット見せてもらうわよ!」
そう言って先生は椅子に座った。
私は火神くんに近づいた。
るり「火神くん!がんばろうね!」
火神「…////」
何故か火神くんは私から目をそらしてこちらを見てくれない。
そんなこんなで疑問も持ちながら
ロミオとジュリエットは始まった。
暗記していたおかげで台詞はスラスラと出た。
火神くんも黒子くんのおかげで
なんとか、物語の終盤まで迎えた。
物語の終盤。
ジュリエットとロミオの家の対立は深まる一方。
二人の交際をよく思わないジュリエットの親達は許婚との婚約を早めることにした。
どうにか打開策を…と神父に頼むジュリエット。
ジュリエットは仮死状態になる毒薬を飲むように神父に渡され、受け取るシーンだった。
本来なら、このシーンにロミオはいないのだ。
しかし、何故か火神くんは飛び出してきた。
るり「かがみ…ロミオ!?」
先生(神父役)「…?どうしたのです?ロミオ」
先生は眉をピクリと跳ね上げた。
火神「おい!やっぱこんなのおかしいぜ!」
先生・るり「「はぁ?」」
きっと皆ポカーンとしていたと思う。