第24章 ロミオとジュリエット!?
次の日。
昨日一夜漬けで読み込みと暗記したせいで
眠たくてたまらない…。
教室に行くと火神くんは机に突っ伏して寝ていた。
もしかして火神くんも徹夜で…
るり「火神くん。おはよう。」
火神「…!!お。おう!」
るり「暗記できた?」
火神くんはニヤっと笑った。
火神「わりぃ、昨日あの後寝ちまってなんもしてねぇ!」
るり「…はぁ!!??」
火神「いやぁー、眠さには勝てねぇよ!わりぃわりぃ!」
火神くんは誤魔化すように笑っていた。
・・・あぁ。終わった。私の努力も水の泡に…。
私はその場に崩れ落ちた。
黒子「…神谷さん。大丈夫です。」
黒子くんが私の肩にポンと手を置いた。
るり「え?」
黒子「僕が影の薄さを利用して、火神くんにカンペを出します。」
火神・るり「おぉ!なるほど!」
神様!黒子くんの影を薄くしてくれてありがとう!
そう感謝した瞬間だった。
そうして、ついに次は国語の時間になった。
先生は始業前に教室にやってきて、
私と火神くんを呼び出した。