第22章 モデルの特権!?
黄瀬「ちょっとサービスしちゃおうか!」
そう言って黄瀬くんはニヤっと笑った。
るり「え!?」
黄瀬「カメラマンさーん!サービスっス!」
黄瀬くんはそう叫ぶと私を思いっきり引き寄せた。
そして、私を思いっきり抱きしめた。
るり「うわぁ!?///」
黄瀬「ほら!カメラの方見て!はい!スマーイルっスよ!」
私は言われるままにカメラの方を見た。
"パシャパシャ"
カメラマンの人は写真を撮ると走りさってしまった。
るり「ちょ!黄瀬くん!」
黄瀬「ははは!やっちゃったっスね!」
そう言って黄瀬くんは清清しい笑顔で笑っていた。
るり「し、知らないからね!」
黄瀬「でも、少しドキドキして楽しくなかったッスか?」
るり「ん…少しだけ、夢みたいで楽しかった。」
黄瀬「そりゃよかったっス!これもモデルの特権っス☆」
るり「もうっ!」
そんなこんなで私は黄瀬くんを駅で見送った。
黄瀬くんってやっぱり芸能人なんだなぁって実感した日だった。