第3章 曇り空。
隣のコートでは
緑間くんがお得意の3Pシュートを決めた瞬間だった。
『うおぉ!3本連続!これが「キセキの世代」緑間真太郎!』
会場は大いに盛り上がっていた。
そして、緑間くんは温存のため交代した。
試合開始して5分もしていなかった。
るり(やっぱり、緑間くんのシュートはすごいなぁ。)
黄瀬「緑間っちの方は余裕みたいっスね」
笠松「ま、当然だろ。相手も普通の中堅校だし、波乱はまずねぇーだろ。」
笠松「あるとしたらこっち…なんだが…」
るり(正邦…パス回しがすごい速い。)
"ピーッ"
『ファウル!白10番!』
るり(てか、火神くん、ファウル3つ目じゃん)
が、ここから誠凛の快進撃ははじまった。
黒子くんのパスが通り、
徐々に得点が動き出す。
第1Q終了。
得点
19-19の同点。
会場は大いに盛り上がった。
第2Qが開始され
正邦は更にDFを固めてきた。
が、
火神くんと黒子くんの連携で得点を決めた。
るり(このままいけるかも…でも、火神くん…。)
笠松「第2Qでかく汗の量じゃねーぞあれ。」
"ピーッ"
『OFファウル!白10番!!』
るり「!?ファウル4つ目…。」
黄瀬「ばっか!何やってんスかもー!」
笠松「ありゃもう引っ込めるしかねぇな」
そうして誠凛は1年コンビ二人を下げ
2年のみのチームになった。
るり(そういえば、火神くんと黒子くんばっかり見てたけど・・・)
るり(このチーム・・・こっちの型の方がしっくり来てる。2年だけでも充分強い。今度…練習見に行ってみよう…。)
そして、誠凛は
火神くん抜きの状態で
多少の波乱はあったが
正邦に73-71で勝ったのだった。
このチームは強い。
そして、緑間真太郎の居る秀徳との対戦に…。