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COLORS☆黒子のバスケ

第3章 曇り空。


るり「あ、試合はどんな感じ?」

黄瀬「俺達もさっき来たばっかりなんスけど…」

笠松「見たとおり、正邦ペースだ。」

誠凛は0-12のスコアで負けていた。

更に正邦のガードの固さにかなり苦戦していた。
火神くんの特攻も黒子くんのパスも完全に封じられていた。

るり「…あ、正邦の10番!」

黄瀬「津川っス。あいつには嫌な思い出しかないっスよぉー」

るり「ちょっとやりにくそうな子だったよね、常に笑顔だし」

黄瀬「そうなんスよねぇ、火神っちも大変っスねぇ」

るり(あ、火神っちって呼んでる。認めたんだ。)

黄瀬「にしても、DF厳しいのはわかったスけど、こんなんじゃ最後まで体力もたねぇっスよ。」


『誠凛!タイムアウトです!!!』


笠松「あいつらはもつんだよ。なぜなら古武術を使っているからな。」

るり「古武術?アチョーって感じの武道ですか?」

笠松「いや、古武術に蹴りはない。正確に言うと古武術を取り入れてるんだ。」

るり「ほう、なるほど。」

笠松「ほら、あいつらの走り方。同じ側の手足出してるだろ?」

るり「んー…あ!本当だ!何か変ですね!」

笠松「あれはナンバ走りって言って体をねじらない事でエネルギーロスを減らせるらしい」

黄瀬「へぇ!先輩よく知ってるっスね!」

笠松「全国でも珍しいチームだからな。月バスでも特集された時もあったし。」


黄瀬「けど、誠凛もこのまま黙ってやられるタマじゃないっスよね?」


るり(あ、そういえば緑間くんはどうなんだろ。)

私は隣のコートに目をやった。
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