第20章 バレンタインのキセキ!?後編
赤司「…ったく、涼太は油断も隙もないなぁ。」
紫原「…黄瀬ちん。チョコレートのいい匂いするー」
るり「…あ、黒子くん。今日は大丈夫だった?」
私は今朝の事を思い出したので黒子くんに聞いてみた。
黒子くんは静かに首を横に振った。
るり「…そ、そっか。」
紫原「そういえば、るりちん、お菓子持ってない?」
紫原くんはいつものようにお菓子を催促してきた。
るり「んーっと…あー、ごめん、今持ってないや。」
紫原「えー!俺、チョコとか食べたーい」
るり「チョコねぇ…うーん。」
紫原「ないならぁ。るりちんのちゅーでもい…グホッ」
とてつもないスピードで飛んできたバスケットボールが紫原くんの頭に激突した。
青峰「おーおー、悪いねぇ。俺、ノーコンだから当たっちまったわぁ!何?チューイングガムがほしいって?…くれてやるよ。」
そう言って青峰くんは紫原くんにチューイングガムを渡した。
紫原「…峰ちん。わざとだよね?」
紫原くんは怒っているようだった。
青峰「あぁ?なんだやんのか?」
青峰くんはニヤっと笑って紫原くんの方へ歩いていった。
るり「わぁ!?ちょ。喧嘩は…」
その時だった。
青峰「ぎゃー!!!」
青峰くんの足元の床がなくなり、青峰くんは床下へと落ちていった。
女子「ほほほほ!紫原くんはこの紫原敦親衛隊隊長が守りますわ!」
るり「えぇ!?居たの!?ってか、体育館にまで穴あけたの!?」