第19章 バレンタインのキセキ!?
体育館には何故か保護者(女性)の行列が…
あれ?今日は朝から保護者会なのかなぁ。
そんな事を思いながら私は体育倉庫目指して体育館に入った。
そこには…
保護者「きゃー!赤司くぅん!すてきぃ!うちの息子も赤司くんみたいになってほしいわぁ!これ、もらってぇ☆」
赤司「…褒めていただいて光栄です。しかし、こんな高価なものは頂けません。お気持ちだけで充分嬉しいです。」
そう言って赤司くんは天使のような笑顔を見せた。
るり「うわぁ!?ま、眩しい…い、いつもの100倍爽やかだ…!」
保護者「きゃー!!…むはぁ…」
"バタン"
教師「おーい!また失神者でたぞぉ!タンカだ!タンカで運べぇぇぇ!!!」
次から次へと保護者の奥様達は赤司くんのキラースマイルの餌食になってどんどんと失神していく…
まさに…
マダムキラー!!!!
…とでも言うべきか…。
そして、あの失神した奥様方はどこに
運ばれているのか…保健室パンク寸前!?
私が体育倉庫を出るときも
列は絶えずに続いていた。
…奥様からの赤司くん人気すごいなぁ…。
そんなこんなで学校はずっと戦争のような
気を抜けない状況が続いていた。
そして、放課後。
私はいつものように部活へ向かった。