第17章 誠凛VS霧崎第一
~試合会場~
第3Q。
誠凛は霧崎第一の"巣"にはまり、苦戦していた。
降旗「リコ先輩…」
リコ「…っもう!どうしたらいいのよ。」
木吉の体もそろそろ限界を迎えていた。
それに、るりのことを部員に今伝えると混乱を招く。
そうこうしているうちに第4Qが始まった。
黒子の投入により、
巣への対策は出来た。
しかし、木吉はもう限界なので下げることにした。
少しずつだが得点が追いついてきた頃。
花宮「おいおい、いいのかぁ?お前らの所のマネージャーがどうなっても」
火神「あぁ?なんの事だよ?」
花宮「あれぇ?聞いてないの?お前の所のマネージャー、今俺達の控え室に居るんだぜ?」
火神「あ?どういう事だよ!?」
花宮「ばかだよねぇ。お前らに怪我させないって約束したら、信じて控え室に居るんだよ。まぁ、約束通り誰も"わざと"怪我なんてさせてないけどねぇ。」
そう言って花宮はニヤっと笑った。
火神「…ってめぇ!!!!」
火神は花宮に殴りかかろうとした。
"ビタン"
火神は黒子に足をひっぱられ転倒した。
火神「…ってぇぇ!何すんだよ!黒子!!」
黒子「2回目ですよ。僕らを信じて待ってる神谷さんを裏切るつもりですか?」
黒子はじっと火神を見つめた。
火神「…そうだな。悪かった。」