第17章 誠凛VS霧崎第一
~霧崎第一控え室~
控え室に見張りの二人が嬉しそうに入ってきた。
花宮「よう。作戦はうまくいったか?」
見張りA「はい!ばっちり誠凛の奴の前で言いました。」
見張りの二人は嬉しそうに笑っていた。
原「ふぅーん。これで試合中でも殴ってくれればねぇー」
山崎「あぁ?俺は痛いの嫌だぜ?」
古橋「まぁ、小細工が通用せずとも、もうすぐ巣は完成する。」
死んだ魚の目をした男がこちらをじっと見た。
花宮「まぁな。でも、念には念をだ。試合中もスキがあったらこいつの事吹き込め。」
そう言って花宮さんはニヤっと笑った。
原「うぃーっす。じゃ、誠凛のマネージャーちゃん。また後でねぇー」
山崎「俺達が負けたら覚悟しとけよ?」
古橋「ばーか、負けないよ。」
霧崎第一のレギュラーたちは控え室を後にした。
るり「…。」
私のせいでみんなの足をひっぱってしまった。
私のせいで…
そんな事を考えていると
きっと試合再開時刻であろう時間になった。
私はまた祈るしかなくなった。