第14章 WC予選
そんなこんなであっという間に勝ち進んで行き、
ついに緑間くんの居る秀徳との戦いが決まった。
試合が終わり。
隣のコートで試合していた緑間くんと目があった。
が、緑間くんはすぐに戻っていってしまった。
日向「さて、俺達も行くか。」
るり「あ。すいません、私ちょっとトイレ行って来るので先に行っててください。」
日向「お前トイレ多いなぁ。わかった。先行ってるぞ。」
るり「はい。」
私はトイレへ向かった。
なんだかトイレはすごく混んでいて、思ったより時間がかかった。
るり(わぁー!みんな待ってるよねぇ!申し訳ない。)
そんな事を考えながら待ち合わせ場所に向かって走った。
"ドン!"
るり「わぁ!?すいません!」
「おぉっと。あぶねぇな。」
黒髪のけだるそうな顔をした男の人とぶつかった。
るり(あれ?この人見たことある…。霧崎第一…!!!)
るり「あ!無冠の五将!花宮真!!」
花宮「あぁ?なんだお前?その制服…誠凛か?」
るり「あ、はい。」
花宮「ふぅーん。」
花宮さんは私をじっと見つめたあとニヤっと笑った。
るり「…あの?」
花宮「いや、ちょっと面白い事思いついてな。まぁ、次の秀徳戦せいぜい頑張りな。」
るり「…?はい。」
そういって花宮さんは去っていった。
るり(あ!みんなが待ってるんだ!)
私は再び待ち合わせ場所に向かって走り出した。