第2章 新たな光。
私は教室に戻り、
荷物を持ち、帰るために校門へ向かった。
"ガヤガヤ"
何やら校門に人だかりが出来ていた。
私はその人だかりを避けて通った。
「メアド教えてください!」
「いいっスよ♪…あ、ごめん、待ってた子来たからまたねっス!!」
「えぇー!!そんなぁ!!」
そんな会話が聞こえた気がした。
るり(ん?~っスってあの口調は…)
「るりっちぃ!!待ってくださいっス!!置いていくなんてひどいっスよぉ」
るり「え!?」
振り向くと先程の人だかりの中心にいた奴がこっちに走ってきた。
長身に金髪、整った顔、妙なハイテンション。
黄瀬涼太だった。
黄瀬「せっかく待ってたのに、スルーはダメっス!!一緒に帰ろ♪」
るり「あ、うん」
やっぱり黄瀬くんだった。
そして後ろの女子達の顔が超絶怖かった。
明日、背後に気を付けよぉっと…
そんなこんなで私は黄瀬くんと途中まで一緒に帰ることにした。