第2章 新たな光。
体育館に行くと…
女子!女子!女子!
大量の女子のギャラリーと黄色い声援。
るり「ちょっとごめんねぇ」
私は女子達をかき分けて体育館に入った。
"ガンッ"
るり「!!!!」
火神くんが丁度ダンクシュートを決めた瞬間だった。
るり(思ってた以上にすごい…キセキの世代にも負けないかも?)
るり(そういえば、黄瀬くんは?)
私は周りを見渡して黄瀬くんを探した。
ステージにてサイン会を開催していた。
黄瀬「すません、ちょっと5分待って下さいっス」
るり(相変わらずだなぁ…)
~5分後~
黄瀬くんは何やら誠凛バスケ部メンバーと会話していた。
遠くて何を話しているかわからないが
何やら黒子くんに絡んでいた。
そしてどうやら火神くんが黄瀬くんに1on1を挑んだ。
黄瀬くんは受けて たった。
るり(あのダンク…もしかして黄瀬くんになら…)
が、そんな期待は一気に破られた。
黄瀬くんは以前より遥かに成長していた。
火神くんはあっさり負けた。
先程のダンクはあっさり黄瀬くんの餌食になった。
成長するのが当たり前か。
私はなんだか少しがっかりしてしまった。
私にはもう、関係ないのに。
るり「…」
私は静かに体育館を後にした。