第2章 すれ違い
中学三年生の二学期中旬の11月。
私の住む町では謎の失踪を遂げる若者が急増。
学校でも話題になっていた。
私のクラスメイトたちが丁度、その話しで盛り上っていた。
男A「まただってよ」
男B「兄貴のガッコも一週間くれー音沙汰ねーって」
男C「オレも二人知ってる、消えたの」
男D「神隠しってのどーだ?」
女A「サンセー異常だもん最近の失踪者の数!!」
クラスメイトたちのそんな話しを聞きながら、私は生徒会の仕事を終わらすために、ペンをはしらせる。
すると、一人の女の子に声を掛けられた。
麻弥「ねー時音、時音はどう思う?」
私の友達、喜多島麻弥。
麻弥は霊感があり、超常現象にも興味を持っていた。