第8章 心の繋がり
そんなある日のことだった。
私は麻弥と食堂で昼食をとっていた。
ちなみに、麻弥はまた秀一と同じクラス。
羨ましい…。
そんなことを思いながらお弁当を頬張っていた。
麻弥「ねぇ、時音…」
「ん?」
麻弥が急に静かな声で私を呼んだ。
可笑しい…。
いつもは呆れるくらい騒がしい麻弥が、急にこんなに大人しくなるだなんて。
麻弥「……時音はさ、南野くんとはどういう関係なのかな…?」
「え?」
いきなりそんな質問をされて固まる私。
どう答えたらいいのかな…
素直に好きって言えばいいの?
それとも、ただの幼馴染み?
私はどう答えていいのかわからず、結局
「ただの、幼馴染みだよ」
と答えた。
すると麻弥はホッとしたような表情をする。
なんだろう、この胸騒ぎ…
麻弥「よかったぁー。あのね、時音」
嫌な予感がする…
ヤダ、何…コレ…
麻弥「…あたし、好きな人ができたの////」
ヤダ、聞きたくない!!
言わないで!!
麻弥「あたしね、南野くんのこと好きみたい////」