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時の贈り物*[幽遊白書]*

第37章 忍び寄る影


「え?明日霊界に行く?」

魔装束の件も解決し、蔵馬と家に戻った私は夕飯の支度をしていた。
その途中、蔵馬が「明日の朝霊界へ行く」と言い出したのだ。

「何でまたそんな急に」

しかも明日となれば、おそらくビデオを見た幽助達が骨爛村へ雪菜ちゃんを救出しに向かうだろう。勿論飛影も。
そんな飛影を蔵馬は監視役として着いて行くようにコエンマ様から指示されたはずなんだけど…。

「本当にいいの?飛影を放ったらかして」

蔵馬「オレが行かなくても大丈夫だよ」

とか言ってるけどね…。
でもそうなると、灯夜には早めに連絡しておかなきゃ。

「なら、私も霊界に着いて行く」

蔵馬「時音は幽助達についていなくていいの?」

「今回は灯夜に同行してもらうわ。コエンマ様には霊界に行った時に話すけどね」

蔵馬「灯夜に?」

「そう。あの子、飛影とは昔から知り合いみたいだし。私が行くより、彼のことをよく分かっている人が行くべきかなってね」

私は飛影の事をよく知らない。まだ数回程しか会ってないから。
そんは私より、灯夜の方が適任だと思う。
何かあった時、灯夜だったら絶対に飛影を止められる気がするからだ。

「蔵馬は先に霊界に行っててくれる?私は幽助に燈を預けて行くから」

蔵馬「燈を?」

「念のための保険よ。人数は多い方がいいでしょう?」

燈には指示を出してある。
今回は灯夜と燈に任せて、私は蔵馬と霊界で幽助達の様子を見守る事にするわ。
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