• テキストサイズ

時の贈り物*[幽遊白書]*

第37章 忍び寄る影


ビデオを再生し、画面が映りだす。
わけのわからんBGMと共にライト?みたいな物を持ったコエンマ様が映りだす。

「どうでもいい事に金掛けてるわね」

蔵馬「コエンマも結構暇なんですね…」

コエンマ〈今回の任務は、一人の少女を救出することだ〉

その少女は妖怪のようで、骨爛村という廃村のある屋敷に幽閉されたいるとの事だ。

コエンマ〈その少女は氷女と呼ばれる妖怪の仲間で、その身から美しい宝石を生み出す事ができる〉

飛影「っ!?」

「氷女ってことは、氷泪石ね!氷女が涙を流すと宝石に変わるんでしょ。闇値で数十億は軽くする」

蔵馬「つまりその子は、金儲けの為に人間が無理矢理宝石を作らせようと監禁されているというわけか」

コエンマ〈そしてこれが、使い羽達が念信してきた少女の映像だ〉

そして映し出されたのは、数十枚の札が張られた檻の向こうに静かに座っている可愛らしい美少女の姿だった。

エメラルドグリーンを連想させる様な美しい髪。赤い瞳は哀しげに揺れている。

「この子が…」

コエンマ〈彼女の身元を聞けば動かざるを得まい。娘の名は雪菜。飛影の妹だ〉
/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp