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時の贈り物*[幽遊白書]*

第36章 安息


灯夜「四人はもう人間界についてるね。ただ、幽助君と桑原君が気を失ってる状態で、蔵馬と飛影が運んでくれてる」

ぼたん「迎えに行った方がいいんじゃないかい?」

灯夜「なら僕が行ってくるよ」

「いいの?」

灯夜「二人は騒ぎの後で疲れてるでしょ。ゆっくり休んで」

そうは言うけど。一つ引っ掛かる事があった。

「でも飛影がいるのに…大丈夫なの?」

灯夜「うん、それなら心配ないよ。ちゃんとこの前会ってきたから」

「え?」

一体いつの間に…。

灯夜「この前の霊界裁判でね、飛影の証言をしてほしいってコエンマ様に頼まれたの。それが切っ掛けで飛影と会ってきたんだ。
飛影は最初興味無さげだったけど、僕だってわかったら驚いてた。
ちゃんと僕のこと覚えてくれてたみたい」

「そう、良かった。じゃあお願いするわ」

灯夜「うん、任せて!」






螢子ちゃんがお風呂から戻ってきてから私とぼたんもお風呂を済ませた。

すると外が何やら騒がしいので三人で桑原家の玄関を出てみれば、呆気にとられている蔵馬と、気絶している幽助。その幽助を担ぐ飛影と、びっくりした表情で固まっている灯夜の姿。そして…

「ちょっと、和真君どうしたの?」

先程の灯夜の話から、気絶していたハズの和真君が、顔が見事にボコボコになり倒れていた。

いくら四聖獣と戦ってきたからって、こんなどこかでケンカしてきた後のようなボコボコの顔にはならない。

「ちょっと疲れたくらいで寝てるヤツが悪いのよ」

クールにタバコを加えた静流さんが言う。

あぁ、成る程ね。静流さんがやったのか。

流石和真君のお姉さん、弟よりケンカ強いとは…。
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