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時の贈り物*[幽遊白書]*

第35章 予感的中





生徒会の事は灯夜に任せ、私は早速術で蝶を作り、蔵馬と飛影へ言霊を送った。

さて、私も支度をして二人と合流しなくては…。

?「時音」

後ろを振り向けば、先程送った蝶の言霊を手に持った蔵馬がいた。

「来るの早すぎない?」

蔵馬「ずっとここで時音を待ってたからね」

ずっとって、まさか生徒会終わるまで待ってるつもりだったの…。

蔵馬「飛影は?」

「まだよ。そろそろ来るハズだけど…」

すると、目の前に黒い影が一つ。

蔵馬「意外と早かったですね」

飛影「黙れ。それから、何だ貴様は」

「えっと…。私の事覚えてる?一度だけ貴方と会ったことあるんだけど」

蔵馬「覚えてますか?八つ手を倒した時に現れた巫女ですよ」

あまり思い出したくないあの出来事。
飛影と最初に会ったのは、あの八つ手事件の時だ。

飛影「緋神子の第一皇女か」

覚えててくれたみたいだ。
自己紹介し直さずに済んで良かったわ。

「さてと。言霊で話した通り、二人にはこれから妖魔街へ行って、四聖獣を倒しに行ってもらうわ。
妖魔街へ続く道は、聖皇(ウチ)の学校内にある湖付近に設置してあるらしいから、まずはそこへ案内するわ」

蔵馬「ていうか、学校の敷地内に湖なんてあるんですね」

「まぁね…。何せもうここは殆ど聖皇学院に支配されてる様なものだから」

私の通う学校は、日本全国の中でもトップの金持ち校。
色々な所からお嬢様やお坊ちゃんが集まってくるこの学校の敷地は、周りの高校の比ではない。
先程言った通り、湖が余裕である程にでかいのです。
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