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時の贈り物*[幽遊白書]*

第31章 師匠と弟子


「…えぇ」

あのおばあちゃんが…弟子を…?

おばあちゃんこと幻海師範。
霊光波動拳の使い手で有名な霊能力者。
私がこの人間の姿で力を使えるように修行をつけてくれた、師匠でもある人。

おばあちゃんの弟子である者は、霊光波動拳の奥義を継承される。
ただし私は奥義を渡さないという条件で修行をつけてもらった。

おばあちゃん自身は別に私に奥義を渡してもいいみたいだけど、私は妖怪だから断った。
それにどうせなら、奥義を必要とされている人に渡してもらいたい。

でも…

「どうして急にそんな…」

ぼたん「さぁね…あたしもコエンマ様にそれだけ聞いただけだからさ。
で、本題はここからなんだけどね、幻海師範の奥義を狙ってるヤツがいるんだ」

「え?誰が?」

ぼたん「乱童って妖怪だよ」

「ら、乱童!?」

乱童とは、奥義破りを専門とする好戦妖怪で有名な妖怪。
これまで九十九の奥義を奪い取って、新しい技を会得する度、人間を実験台にしていたという。
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