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時の贈り物*[幽遊白書]*

第31章 師匠と弟子


~時音side~

ぼたんに昨日言われた通り、指定場所の喫茶店で待っていた。

「………遅い」

十時に待ち合わせのはずなのに、もう一時間も経ってる。

何が十時よ。思いっきり過ぎてるじゃない!
てか、待ち合わせに一時間遅れるってどういう神経してんのよ!
まぁ相手がぼたんなら…納得できなくもないけど…

ぼたん「ゴメーン!お時ちゃーん!!」

慌てながら私の座ってる席に寄ってくる。

「遅い!!一時間も待ったじゃない!!
大体、約束してきたあなたが遅れてどうするのよ!!」

と、ぼたんの両頬をグニグニつねりながら怒る。

ぼたん「うへ~ん、ゴヘンナヒャイ~~~」

涙目になりながら謝るぼたんを軽く睨みながら、一応席に着いた。

とりあえず、このまま同じやり取りを続けていても埒が開かないのでこの辺で終るとして…

「で、大事な話しって?」

ぼたん「実はね、コエンマ様が言ってたんだけど…幻海師範がとうとう、弟子をとるらしいんだよ」

―――グプッ!

衝撃的な事に飲んでいたミルクティーをコップの中で吹いてしまった。

ぼたん「だ、大丈夫かい?」

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