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時の贈り物*[幽遊白書]*

第30章 二匹の守護霊


燈が…玉藻の式神…

衝撃的な事実。
だがオレは、なんとなく察していた。
燈は昔、玉藻に使えていたのではないかと…

燈の様な忠義者は、つまり一人の主を一途に思い守る。
そう簡単に別の主の元へ行くなどということはない

だから彼女と初めて出会った時、「姫君の前にも一度、お使えしていた主がおりました」と言っていた。
それから暫くして、時音が玉藻の生まれ変わりだと知った時、あの時の燈の言葉が妙に引っ掛かっていた。

だから燈が前に使えていた主というのは、玉藻ではないだろうか…と。

今の彼女の言葉でオレの予想は正しかった。
だがまた、新たな疑問が沸き上がる。

「燈、キミともう一匹の式神は?」

燈と並ぶ、水を操る妖狐の式神。
それが一体誰なのか…

燈「……今日は、その式神の話をするために来ました」

「…え?」
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