第28章 邪眼師・飛影
~蔵馬side~
奥の方へ行けば、幽助が飛影の呪縛に捕われていた。
このままじゃ、幽助が…!!
飛影は身動きがとれない幽助に向かって、剣を刺そうとした。
飛影「死ねーーー!!」
幽助「っ!?」
ーーーグサッ
「うぅ…」
飛影「、何ィ!?蔵馬、貴様!!」
幽助の盾になり、腹部に剣が刺さった。
飛影「どういうつもりだ!!」
「フッ…」
オレは自身に刺さっている剣の刃を握り、手から流れる血を飛影の目と邪眼にぶちまいた。
飛影「うあっ…く、くそ…目が…!!」
飛影は目と邪眼を手で押さえながら足掻いている。
邪眼に血をぶちまいたため、幽助を縛っていた呪縛が解けた。
幽助「!!呪縛が解けた!!」
「飛影の体の邪眼は、いわば増幅装置のようなもの。本当の力を出しているのは、あの額の目だけさ…ぐっ…」
幽助「蔵馬!!」
「平気さ…この間の借り、返させてくれ…」
幽助「バカ!動くな!!」
「オレも妖怪のはしくれだ。そう簡単には死なないさ
彼女はオレに任せて、お前は飛影の邪眼が回復しないうちに倒せ!!」
幽助「あぁ」
飛影は幽助に任せ、オレは降魔の剣を持ち時音たちの所へ戻った。