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時の贈り物*[幽遊白書]*

第28章 邪眼師・飛影


私たちは急いで飛影のいる廃工場へ向かった。
ここから皿屋敷市までは時間がかかる…間に合えばいいけど…

蔵馬の通う盟王学園と、私の通う聖皇学院は意外と近場。
名門校が二つもある町っていうのもどうかと思うけど…

皿屋敷市へ向かうにはここから電車に乗らなければならない。
ただ妖気計が示しているのは10km。だとすると幽助の妖気計は5kmを示している。
皿屋敷市を超えなければ飛影の所には辿り着くことができない。

「蔵馬、電車じゃ間に合わないよ!!」

蔵馬「くそっ…」

「日和に乗せて行ってもらいましょう」

蔵馬「あぁ、ここじゃ人目につく。あまり目立たない茂みから見つからないように飛んで行こう」

私たちは近くの茂みに身を隠し、私の肩で休んでいる日和を起こした。

「日和!日和!!」

日和<…キュ?>

「ここから10km先に妖気を感じるわね?そこまで連れて行って!」

日和<キュー!!>

私は妖力を倍増させ、日和の身体を大きくした。
私と蔵馬は日和の上に乗り、人の気配が無くなった瞬間空へ飛び立つ。

「日和、急いでっ!」

日和<キュー>

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