第24章 愛情の形
風呂から上がったオレは、寝巻きの姿で自室のベッドに腰掛け、考え事をしていた。
「……さて、時音に何て話そうか…」
実はまだ、もう一つ話していないことがある
だが話せば、必ず止めに入る
それは…、
―――ガチャ
ドアが開き、寝巻き姿の時音が部屋に入ってきた。
髪はドライヤーで乾かしたのであろう、艶のいい髪がふわりと揺れる。
時音「秀一、大丈夫?」
「え…」
時音「おば様の事で…悩んでるかと思って…」
やっぱり…時音には敵わないな…
「時音には全てお見通しか…なんだか頼もしいよ」
時音「え??どうして?何が頼もしいの?」
頭の上に?マークを浮かべながらキョトンとしている時音。
どうしてこう鈍いのか…
ま、そこがまた可愛いんだが
「時音」
時音「はへ?」
オレが呼ぶと気の抜けた返事が返ってきた。
「クス、『はへ』って…」
時音「ちょっ//笑わないでよ!!////」
「そんなこと言われてもね…時音の反応が余りにも可愛いからさ」
ついイジメたくなるんだよ…
時音「~~~~////意地悪…////」