• テキストサイズ

時の贈り物*[幽遊白書]*

第20章 自己紹介


時音「じゃあ、まずは自己紹介からね。ぼたんの事は知ってるはずだからとばすけど」

ぼたん「えっ!?」

時音「では改めて。土御門時音、聖皇学院高校一年生」

「浦飯幽助、皿屋敷中学二年。よろしくな」

時音「えぇ」

ぼたん「そんでもってあたしはっ…「それで私のことなんだけど」
ぼたん「やっぱ無視!?」

時音「私は人間じゃないの」

「は?人間じゃない!?」

どういうことだ……

時音「私の正体は"九尾の狐妖怪"」

「キュウ…ビ…?」

ぼたん「例えるなら普通の狐に尻尾が九本はえてるみたいなもんだよ」

「あぁ~」

時音「妖怪は寿命が永遠に近い程長いと言われているの。三千年生きる妖怪も沢山いる、千年は軽く越えるわね。私も六百年以上は軽く生きているわ」

「マジかよ…」

妖怪ってそんなに長生きするもんなのか……

でも……

「お前今高校生なんだろ?オレから見ても大人には見えねーけど……」

時音「これは仮の姿だから。元の姿に戻ればちゃんと耳も、九本の尻尾もあるのよ?」

「ってことは、お前化けてんのか?」

時音「んーちょっと違うけど…まぁそんな感じかな」

うへ~~世の中妙なことばっかだな~。

オレも死んだのに結局生き返った訳だし、ぼたんも…死神みたいなもんだよな……
閻魔大王とかいうからビビりまくってたらコエンマとかゆうガキみたいなヤツだったしな…

しかも霊界探偵までやるハメになっちまったし。

時音「そして私は、緋神子族という妖狐一族の皇女なの」

「オメー姫なのか!!??ぐふっ」

オレが大きな声を出すとぼたんに慌てて口を塞がれた。

ぼたん「何やってんだい!声が大きすぎるんだよ!!」

「わっ、ワリィ…」

時音「ハァー…。で、私の父は元人間でいまは妖怪なんだけど…私もお父様の血をしっかり受け継いでいるから陰陽師でもあるの」 

ぼたん「つまり、お時ちゃんは巫女でもあり陰陽師なんだよ」

「はぁ…」

だいたい話は掴めてきた。


/ 282ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp