If, to remember that my【進撃の巨人】
第1章 2000年後の君は
「ああっ!ごめんごめん!べつにアルミンがちっちゃいってことを言ってるわけじゃ無いから!」
サリが慌てて否定するとアルミンは優しく微笑んで「わかってるわかってる」と小さく頷いた。
サリはホッと胸を撫で下ろし、言葉をつづける。
「…でもなんであの先輩が入ったから、生徒会は今年、人気出たの?」
サリは窓の淵に組んだ腕を乗せて、呟いた。
するとアルミンが顎に手をのせ、口をひらく。
「…えっと、リヴァイ先輩はもともと転校生らしいんだ。でも転校初日からすごく頭が良いって噂がたったらしくて…何日か後くらいにエルヴィン会長から生徒会の収集を受けたって聞いたけど…」
「ふーん。あの人頭良いんだ。…でもそれだけで人気が出たの?だいたい生徒会の人ってみんな頭良いんじゃ無いの?」
「…そーなんだよね、僕もそう思う。でも、リヴァイ先輩が入ったから人気が上がったって言うのは本当らしいんだ。…でも、なんで…「かっこいいからだろ」
「「えっ?」」
突然頭の上にかかった声に二人は同時に振り向いた。
そこには頭上から運動場を眺めるエレンの姿があった。
「おまえら、リヴァイさん近くで見たことないのか?マジでかっこいいんだぞ」