[黒子のバスケ]非日常な生活は今日もやってきたようです
第1章 *非日常は突然やってくる 【赤司+@】
「おい、 莉香」
「ッ、な、何?赤司君…?」
私は恐る恐る彼の顔を見て、凄いオーラを放っている赤司君に何とか落ち着いてもらう様に考えるが、…今は逃げたほうがいいかもしれない。
「あのっ、私、急用があるので!!」
「待て」
(いやああああああああああッッッッ!! )
その時、腕を掴んで私を引っ張った。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいご、」
「落ち着け…、さもなくは」
「っ、」
ハサミを向ける赤司君に口を積むんだけど、どうやらまだ「ごめんなさい」と言っていたらしく、
「お前はごめんなさいしか言えないのか」
と、呆れたように言われた。
あの状況で「ごめんなさい」意外に何言えば良いのぉ!?
…と、赤司君に言いたかったけど、オヤコロされるのでやめた。
「はぁ、…別に莉香を殺す気は無い。それに、そんなことしたくない。」
「………」
(貴方、さっき私の事オヤコロしようとしてたよね!?)
そう心の中で叫んだ私に、赤司君は真面目な顔で私の目を真っ直ぐに見た。
「実は…少し、話があるんだ」