[黒子のバスケ]非日常な生活は今日もやってきたようです
第2章 *彼の目にはご注意を【高尾】
「行ってきまーす」
今日は始業式から4ヶ月後、辺りは暖かくなり夏を迎えようとしていた。
私は和成お兄ちゃんと同じ秀徳高校に入り、部活も同じバスケ部に入部した。
でも、私は陸上部に入部したかったのだが、お兄ちゃんがどうしてもと言うので仕方なく入った訳なのだが…。
「妹ちゃ〜ん!」
「わっ!?だ、抱き着かないでっ…、苦しいっ」
「じゃあ、軽くなら…」
「そう言う問題じゃない!」
そう、お兄ちゃんはかなりのシスコンで、何時でも付きまとってくる。(世に言うストーカーである。)
それが、学校でもしているので正直困っている。
(はぁ、…どうして私のお兄ちゃんはこうなんだろ…。)
そして、私は思う。
(偶には友達と一緒に登校したいなぁ…。)、と。
っていうのはいつもの事で、なんだかんだでお兄ちゃんと登校していた。