[黒子のバスケ]非日常な生活は今日もやってきたようです
第1章 *非日常は突然やってくる 【赤司+@】
本当、あの時はどうなるかと思ったよ……。
まぁ、何も無かったからよかったけど。
そんな事を思い返していると、赤司君が私達に近寄ってきた。
あー……、ヤバイ予感しかしない……。だって目が怖いし、しか
もハサミ持ってるし……、てか、何処からハサミ持って来た
の!?
「ははは、覚悟は出来ているのかな??……特に小太郎。」
小太郎ちゃんマジ逃げて!!
逃げないと、きっと帰らぬ人となちゃうよ!?
「ああああ、赤司君?落ち着いて、……ね?」
私は赤司君を抑える様に近づいたが、それを赤司君は無視し
て私の後にいた小太郎ちゃんに歩み寄り睨んだ。
「莉香は僕のものだと言ったハズだが……?あぁ、それとも聞こえ無かったのかな?」
ニコッと赤司君が黒笑みを浮かべると、小太郎ちゃんが不思
議そうな顔をした。
「えー?だってオレら幼馴染だし、別にいいじゃん?」
「何言ってんだ?僕に逆らう奴は小太郎でもコr」
「ほらほら、喧嘩は良くないよ?」
止めに入ると赤司君は私を見てムスっとした。
「あと、小太郎ちゃんもスキンシップは控えようね?」
「はーい……」
小太郎はシュンとした。これで少しは反省しただろう。