Fake Lovers 【ヒロアカ 相澤 R18】
第2章 ショータイム♡
「ひゃいっ……!?」
顔を肩に押し埋められた姿になり、は目を白黒させる。
「あ、相澤さん……!? 急に!びっくりします……!」
「いいから黙ってじっとしてろ。……ほら、ちゃんと演技しろ。ボーイが見てるぞ」
相澤の声は、驚くほどいつも通りの淡々とした涼しいトーンだった。
しかし、その心の中は冷や汗をかいていた。
(……あぶねぇ……。何見ようとしてんだ、この天然娘は……!)
実は柔らかい胸の感触に相澤の下半身はしっかりと反応してしまっていたのだ。
それを悟られるわけにはいかない。
先輩ヒーローとしてのプライドにかけても、ましてやこんな潜入捜査の真っ最中に後輩に下心がバレるなど絶対に避けたかった。
必死で顔に出さないよう冷や汗を隠し、誤魔化すのに全力を注ぐ相澤。
一方のは、相澤の肩に顔をうずめたまま、まったく真相に気づいていなかった。
(……ボーイさんに見られてたんだ。びっくりした……。それにしても、さっき当たった硬いのって何だろう……? ベルトのバックルか何かかな……?)
完全な勘違いをしたは、相澤の「ちゃんと演技しろ」という言葉を真面目に受け止め、再び謎の使命感を燃やし始めた。
(だめだめ、ちゃんとお仕事しなきゃ……!)
は相澤の肩からゆっくり顔を上げると、潤んだ瞳で相澤の顔をじっと見つめた。
「……あのね、お客様……? 私……お客様のこと、すごくカッコいいなって……思って……っ」
ぎこちなさ全開の甘えた声と、真っ赤な顔で繰り出される拙すぎる褒め言葉に、相澤はピクッと眉を跳ね上げた。